「ベッドの購入は初めてで選び方がイマイチ分からない!」
今まで、ベッドを使用していなかった人が、初めてベッドを購入する状況になったときに思いのほか選び方って分からないものですよね。
ベッドは睡眠に大きく関わる家具です。
人は、人生の三分の一は寝て過ごすことになるのですから、良質な睡眠を得るためにも選び方は間違えたくないもの。
そこで、このページでは失敗しないためにベッドの選び方の基本を紹介していきます。
目次
ベッドサイズの選び方
ベッドの選び方で、重要なのはまず置きたい場所に置けるかどうかです。
ベッドは主にフレーム+マットレスで構成させています。
さらに、フレームにはヘッドボートやフットボードが付いたものもあります。
ベッドの選び方は、まずベッドそのもののサイズ(大きさ)を決める必要があります。
部屋の広さに対するベッドの最大面積
まずは、ベッドを置く部屋の広さを実測して、ベッドが置ける最大面積を知りましょう。
その他の家具を置くことも考慮すると、部屋に置けるベッドのサイズは、おのずと決まってくるでしょう。
部屋の広さを測るには、窓や柱などを含めて部屋をぐるっと一周回って各辺を実測しましょう。
入口のドアの開閉や柱などにより、ベッドが置けないスペースもあるのでしっかりと確認しましょう。
ベッドと他の家具との間に必要なスペース
ベッドのサイズを決めるときには、他の家具との間に最低限のスペースを確保しなければなりません。
本棚など開閉がない家具の場合は、人が通るために最低75cm、クローバーやチェストなどの開閉を考えると90cmのスペースが欲しいところです。
さらに、デスクを置く場合、椅子を引いた状態で人が通るには、110cm以上の間隔を開ける必要があるでしょう。
参考記事:狭い部屋でもベッドを置きたい人は必見!知っておくべき6つのポイントとは?
実際に寝るベッドサイズの選び方
ベッドを置くことができる最大面積を確認したら、次は最大面積の範囲内で実際に寝るサイズ(幅)を決めましょう。
ベッド幅の選び方は、一緒に寝る人数や体の大きさで、選び方は大きく変わってきます。
ここで、幅の選び方を間違えると、睡眠に大きな影響をもたらす可能性がありますので、慎重に選びましょう。
小さめより大きめがベター
ベッドは主に、シングル~キングまで5種類あります。
それぞれに、身長や体格、男女差は考慮されていないので、人によってはサイズ表示のものでは、窮屈ということにもなりかねません。
一人で寝るからシングル、二人で寝るからダブルという選び方ではなく、体の条件や人数で選び方を変えましょう。
ベッドのサイズは、妥協すると窮屈で安眠できなくなってしまいますので、小さめより大きめが選び方の基本です。
目安表から見る選び方
おおよその目安表を作成してみました。
仮に、二人で寝るからダブルという選び方をしてしまうと、上記の表で見るとダブルなら幅140cmを二人で分けることになります。
となると、単純計算して幅140cm÷2人=1人の幅が70cmということになってしまいます。1人70cmだと寝返りを考えると少し狭いですよね。
結論として、サイズの選び方は最大面積の範囲内で、できる限り大きいほうが楽に寝ることができると言えるでしょう。
マットレスの選び方
マットレスの選び方は、寝心地に直結するので非常に重要です。実店舗で選ぶときは実際に寝て確かめることも大切。
日本は高温多湿なので、体のラインになじみすぎるものや、やわらかすぎるものは夏は暑苦しいことも。
通気性を考えた選び方も必要と言えます。
マットレスの種類
マットレスの種類は、主に鋼線コイルスプリング式と、ウレタンやラテックスなどを使ったノンスプリングタイプのものがあります。
マットレスの特長を知ることで、どういった選び方をすれば良いか分かってくるでしょう。
スプリング/ボンネルコイルタイプ
スプリング状のコイルをマットレスの全面に配置し連結したもの。
面で支える構造のため、適度に硬く反発力があります。
ベッドで寝ているというよりも、畳のに敷布団で寝ている感覚に近いです。
通気性も比較的に良いですが、コイルが連結しているため、寝返りの振動が伝わりやすい特徴も。
スプリング/ポケットコイルタイプ
スプリングが一つ一つの円筒形の不織布の袋(ポケット)で包まれて独立いているため、体圧分散に優れ体形や姿勢の凹凸に合わせてフィットします。
面ではなく点で身体を支える構造なので、腰や背骨の負荷をバランスよく分散し、体のラインに無理なくフィット、理想的な寝姿勢を保ちます。
だだし、通気性ではボンネルコイルの方が良い。
ノンスプリング
コイルを使用しないもので、ウレタンやラテックスが代表的。
身体にフィットしやすいが、それが体温発散を妨げる要因にも。高反発や低反発のものがある。
寝心地の良いマットレスの選び方
良いベッドの選び方は、マットレス選びと直結していると言っても過言ではありません。
スプリングや、詰め物の種類や材質性能に違いがあり、一概には比較できませんが、寝心地の良いマットレスの条件とはどんなものなのでしょうか。
また、腰痛持ちの人にとってのベストなマットレスの選び方の条件とは、なんなのでしょうか。
立ち姿勢が寝姿勢になった状態
健康な人にも腰痛持ちの人にも、最も寝心地が良いマットレスとは、立ち姿勢がそのまま寝姿勢になった状態が保てるマットレスです。
人間は横になると、大体、頭部に8%、胸部に33%、腰部に44%、脚部に15%の重みが加わります。
マットレスがやわらかすぎると体が沈み込み過ぎて安定しません。
無意識に筋肉で支えようとするので、疲れが取れないばかりか腰痛の人には腰に負担がかかります。
逆に硬すぎると腰や方が圧迫されるので、血流が悪くなりこりやしびれなどが生じてしまいます。
良いマットレスの条件とは、体の凹凸をしっかりとサポートし、重い部分に集中する体圧を均一に分散できるものを選ぶのが良い選び方と言えるでしょう。
参考記事:ボンネルコイルVSポケットコイル!2つのマットレスの違いとは?
夫婦で寝心地の好みが違う場合の選び方
男女差や体重、骨格などそれぞれの体の状態でマットレスの寝心地は変わってくるので、夫婦など二人で寝る場合は一人で寝るときと選び方も変わってきます。
そんなときは、たとえばキングサイズのベッドを1つではなく、シングルベッド2つをくっつけて並べて、それぞれに自分に合うマットレスを選ぶなど工夫しましょう。
参考記事:夫婦のベッドを選ぶ人は必見!考えておくべき4つのポイントとは?
まとめ
ベッドの選び方について最も重要なポイントを2つ紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
まず最初に確認するべきは、ベッドを置きたい場所に最大でどれくらいの大きさのベッドを置けるのかを把握すること。
次は、最大範囲内で実際に寝るベッドの大きさを決める。
一人で寝るのか二人で寝るのか、自分やパートナーの体の大きななどを考慮して、ベストなサイズを決めましょう。
最後はマットレスの寝心地です。
これらの一番重要な基本的なことをおさえておく選び方をすれば、大きな失敗はなくなるでしょう。