「畳ベッドは魅力的だけどカビが心配」
畳ベッドは、布団を畳に敷いた寝心地と、ベッドの高さで寝られるメリットを併せ持つことで、人気のアイテムです。
新たな寝床として、畳ベッドに魅力を感じ購入を考えている人も多いでしょう。
しかし、気になるのが、畳ベッドのデメリットの1つである『カビの発生』ではないでしょうか。
そこで、このページでは簡単にできる畳ベッドのカビ対策を紹介していきます。
目次
畳ベッドのカビ対策9つの方法
畳ベッドのメリットの1つに、湿気を吸湿、そして放湿する効果があります。
畳が、湿気を吸湿&放湿することで、冬は暖かく、夏は涼しく寝られるので、日本の高温多湿の気候に最適と言えるでしょう。
しかし、湿気を吸湿するので、梅雨の時期などはカビの発生には注意しなけれななりません。
ここでは、誰でも簡単にできる畳ベッドのカビ対策を紹介しましょう。
以下の9つの方法があります。
万年床にしない
布団を定期的に干す
布団とシーツはこまめに洗濯
部屋を換気する
除湿アイテムの使用
天日干しをする
掃除機をかける
畳のローテーション
畳を扇風機で乾燥させる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
万年床にしない
「ベッドだから布団はそのままでいい」と思いがちです。
しかし、いわゆる『万年床』にしていると湿気が篭もり、畳ベッドにもカビが生えてしまいます。
なので、布団は毎日三つ折りに畳んで、足元側もしくは頭側に寄せて置くようにしましょう。
そうすることで、湿気が逃げるので、畳ベッドのカビ対策になります。
布団を定期的に干す
布団は、人が睡眠中に掻いた汗を吸収しでいるので、湿気が篭もりカビが発生しやすい状態です。
また、布団の布や綿にはさまざまな有機物が含まれ、フケやアカなどの老廃物が汚れとなってつきやすく、これらがカビの栄養源になります。
これらの要素が、畳ベッドにもカビが発生してしまう原因になります。
なので、定期的に天気の良い日にベランダなどに干して、裏と表を日光に当てて乾燥させることが大切です。
布団とシーツはこまめに洗濯
先の項で解説した理由から、布団とそのシーツをこまめに洗濯することも、畳ベッドのカビ予防になります。
汚れを取り除くために、シーツの洗濯と、布団の丸洗いをしましょう。
そして、よく乾燥させた後ブラッシングをすることで、積極的にカビを退治することができます。
部屋を換気する
室内の湿度を少しでも下げることも、畳ベッドのカビ対策になります。
カビの発育条件となるのは、栄養・湿度・水分・酸素の4つです。
部屋を換気することは、湿度と水分を断つことになります。
カビは、室内の相対湿度が65%以下だと発育が困難になるのです。
なので、梅雨の晴れ間などを利用し窓を開けて部屋の空気を入れ替えたり、換気扇を回したりと、こまめに換気を行うようにしましょう。
除湿アイテムの使用
先の項で、室内の湿度を下げることが、畳ベッドのカビを防ぐことになると説明しました。
その方法として、除湿機能のあるアイテムを積極的に使うのも、非常に有効な手段です。
梅雨や夏の時期は、エアコンの除湿(ドライ)機能を使う、部屋に除湿機を置く、畳ベッドの周りや下に除湿剤を用いるなどの方法が良いでしょう。
天日干しをする
畳ベッドの畳を天日干しするのも、カビを防ぐのに有効です。
畳の内部の温度が50度を超えるて加熱できると、カビ、そしてダニは死滅します。
気温が30度以上で日光のエネルギーが1時間あたりに1平方メートルに600キロカロリー以上ある条件だと50度を超えることになります。
天日干しは、よく晴れた日に照り返しも強いコンクリートやタイルの上に寝かせて、表と裏を交互に直接太陽光を当てて加熱乾燥しましょう。
現在の畳ベッドの畳は、2分割されているものが非常に多く、一枚一枚の縦の長さが100cm前後になっています。
なので、女性でも移動が容易にでき、比較的楽に天日干しができるでしょう。
掃除機をかける
天日乾燥後も安心しないで、掃除機で清掃を十分に行えば、より、カビ防止の効果が高まります。
畳は、『目』に沿って丹念に反復して掃除機をかけることで、カビの栄養になるほこりなどを取り除きましょう。
畳のローテーション
数ヶ月に1度くらいは、畳ベッドの畳のローテーションをするのも良いでしょう。
人の寝姿勢は、箇所によって掛かる荷重が大きく違ってきます。
腰部や頭部など体の重い部分は痛みも早くなってしまい、湿気もこもりやすいです。
なので、畳の頭側と足側を入れ替えローテーションすることで、劣化やカビを防ぎ長持ちさせることができるでしょう。
畳を扇風機で乾燥させる
畳に扇風機の風を当てて、積極的に乾燥させるのも畳ベッドのカビ対策として有効です。
畳を壁に立て掛けて、扇風機で表面と裏面を送風乾燥することで、カビの成長に必要な湿度と水分を除去してしまうのです。
カビ対策が考慮された畳ベッド3選
カビが発生しにくいように考えられた、通気性の良い構造の畳ベッドを厳選して3つ紹介していきます。
悠華 ユハナ
畳の下は、空気が通りやすいすのこ仕様になっている畳ベッド。
空気の通り道になる隙間を空けることで、通気性のよさを活かし、カビの発生を防ぎます。
畳は取り外しができるので、掃除やお手入れも簡単です。定期的に干して頂く事もでき、清潔にお使い頂けます。
また、悠華 ユハナは好みに合わせて『香りのい草畳』『柔らかなクッション畳』『水洗いできる畳』3種類から選べます。
『水洗いできる畳』は、表面に、汚れに強い樹脂畳を使用しています。
中材には、防水シートと水に濡れても大丈夫な素材を使用しており、水拭きはもちろん、汚れを水で洗い流す事が出来ます。
通常のい草に比べ、変色しづらく耐摩耗性に強くカビやダニが発生しづらい特徴があります。
畳ベッドのカビが心配な方には、特におすすめです。
花水木 ハナミズキ
天然のイ草の風合いや、肌ざわりはそのままに、洗練されたデザインと優れた機能性を実現した、セキスイ畳「美草」を使用。
水や汚れに強く、お手入れが簡単。天然イ草に比べて、100%の洗浄率を誇ります。
「美草」は日本アトピー協会推薦で(カビ抵抗性試験済)ダニ・カビの心配が少ない畳です。
さらに、床板もすのこ仕様なので、通気性がよく、より防カビ効果を発揮してくれるでしょう。
【泰然】たいぜん
床板は、空気が通りやすいすのこ仕様。
程よく隙間を空けることで、畳の通気性のよさを邪魔せずに、カビが発生するのを防ぎます。
ベッド下は引き出し2杯付きor4杯付き、もしくは、引き出し無しの3パターンから選べます。
カビが心配で、通気性を重視するなら引き出し無しが、良いでしょう。
まとめ
いががでしたでしょうか。
畳ベッドのカビ対策を9つ紹介してみました。
基本的には、湿度と水分、栄養の3つを与えなければ、意外と簡単にカビの予防ができます。
また、カビが発生するとそれを餌に、ダニも増えてしまいます。
今回紹介した方法はダニの予防にも繋がるので、是非、実践していただきたいです。