「フロアベッドってどうしてもカビが生えないか心配!」
床から低い位置で寝ることができるフロアベッドの購入を考えているけれど、通気性が悪く「カビが発生しやすい」と言ううわさを聞いて買うのを躊躇(ちゅうちょ)して悩んでいる人もいると思います。
湿気がたまりやすいのはフロアベッドのデメリットの1つであることは否めません。
しかしその、最も心配なカビの発生をあらかじめ防止できれば、おしゃれで安いので「欲しい」と思う人も思いのほか多いでしょう。
そこで、このページではフロアベッドにカビを発生させないための簡単で効果的な対策とすのこ仕様のおすすめを紹介しましょう。
目次
部屋の環境作り
フロアベッドにカビを発生させないためには、まず設置する部屋の環境を整えることが大切です。
カビが発生しにくいお部屋を目指しましょう。以下のポイントが挙げられます。
部屋の換気をこまめに行う
部屋に除湿機能を
エアコンの掃除
では詳しく見ていきましょう。
部屋の換気をこまめに行う
フロアベッドのカビを防ぐ方法としてはまず、 湿度を下げ水分の供給をおさえることが最大のポイントとなるのです。
湿度を下げフロアベッドをカビをから守るために窓を空けて換気をしましょう。
人間は睡眠中にコップ1杯~3杯の汗をかくと言われています。
その汗の水分で湿度が上がって湿気がこもる原因になるので、 朝起きたら窓と開けて空気の入れ替えをしましょう。
だだし窓を開けると言ってもただ開けるだけでは意味がありません。
寝室の入口のドアなども開けて「空気の通り道」を作りましょう。
そうすることで新鮮な空気が入口から出口まで流れて寝室の湿度を下げてくれます。
フロアベッドをカビから守るために毎朝、必ず行いましょう。
参考記事:ベッドの通気性が良い条件とは?7つの注目ポイントを知っておこう
部屋に除湿機能を
フロアベッドをカビから守るために特に梅雨の時期は部屋に除湿機を設置、又はエアコンの除湿機能を使用しましょう。
これもカビの栄養源になる水分を供給しないようにするためです。
梅雨はとにかく雨が降るのでフロアベッドも湿気やすい最も注意しなければいけない時期。
カビは相対湿度が65%以下だと発育が困難となります。 乾燥に比較的強いと言われているタイプでも、湿度65%以下なら繁殖できません。
人間が快適と感じる湿度は50%前後ですから、フロアベッドを置く部屋の湿度を除湿機などで調整すればカビの発生をおさえることができるのです。
エアコンの掃除
カビ対策にエアコンのフィルターの掃除も非常に有効です。 エアコンは日常的に使われ部屋全体の空気に大きな影響を及ぼします。
このエアコンのフィルターにカビが生えてしまうと部屋全体にカビの胞子をまき散らしてしまうのです。
そうするとフロアベッドのみならずその他の家具、部屋全体にも悪影響を及ぼすことにも。
さらに健康被害にもつながり兼ねません。
フィルターや表パネルの内側、吸い込み口、吹き出し口の内側の掃除をしてカビを発生させないようにしましょう。
発生させない為の行動
部屋で生活している人の行動も時にカビの発生の原因になってしまいます。
以下の点に注意しましょう。
濡れた衣類やタオルを持ち込まない
フロアベッドの上で飲食しない
濡れた衣類やタオルを持ち込まない
ぬれた衣類や風呂上がりに体を拭いたバスタオルなど、フロアベッドを置く寝室に持ち込まないようにしましょう。
これはもちろん、栄養源になる水分を与えないようにするためです。
カビは自身の成長に必要な水分を周囲の環境に依存しているので、 その生命線を断つようにすれば繁殖を防ぐことかできるのです。
なのであえてカビの栄養源になる水分をフロアベッドを置いている部屋に持ってくるようなことはやめましょう。
フロアベッドの上で飲食しない
フロアベッドのマットレス上でスナック菓子などの食べ物を食べるのはやめましょう。
スナック菓子などの食品屑はカビにとっての大きな栄養源になるのでフロアベッドのフレームやマットレスに発生原因を作ることになります。
また、カビが増えるとダニも増えてきます。フロアベッドの上での飲食は絶対に控えましょう。
フロアベッド自体のカビ対策
ここからはフロアベッド自体のカビ対策、日頃の掃除、お手入れを紹介していきます。
以下の方法が挙げられます。
直射日光を当てて退治
設置に工夫を
重曹水で拭き掃除
自家製防カビ剤のつくり方
フロアベッドの底に除湿シートを
詳しく見ていきましょう。
直射日光を当てて退治
フロアベッドにカビを発生させないためにマットレスに直射日光を当てましょう。
これは温度を利用して繁殖を防ぐ方法。 カビの胞子は45度以上の高温でほとんどが死滅してしまうのです。
マットレスは陽当りの良い場所に立てかけて日光を当ててカビを退治しましょう。
太陽の熱エネルギーを上手に活用できればかなりの高温が得られ、 フロアベッドのカビ退治に十分な効果を発揮することでしょう。
また、天日干しは加熱乾燥だけでなく太陽の紫外線による殺菌効果もあります。
フロアベッドに付着したカビの胞子を死滅させ繁殖を防ぐ意味でも有効な方法と言えるでしょう。
設置に工夫を
フロアベッドを設置する際に壁にぴったりと付けるのではなくフレームの側面とヘッドボードを壁から5~10cmくらい離して置きましょう。
窓を開けて空気の入れ替えをするときに、空気の流通が良くなって湿気がこもりにくくなりカビの発生を防ぐことが出来るのです。
重曹水で拭き掃除
フロアベッドのフレームに重曹水をスプレーして拭き掃除でカビの予防をしましょう。
重曹水スプレーで拭き掃除をしたあとはできればフロアベッドに扇風機などで風を当てて十分に乾燥させることが大切です。
湿気が残るとカビが生える危険性があります。
自家製防カビ剤のつくり方
自家製防カビ剤のつくり方を紹介しましょう。
これを作れば市販品を買うよりも割安になるでしょう。刺激が少なく家計にも優しい自家製防カビ剤を上手に使いましょう。
作り方
●塩化ベンザルコニウム(10%濃度)、消毒用エタノール(75%以上。100%は不可)を薬局で購入します。
●エタノール500mlに対して塩化ベンザルコニウムを20ml(4%、有効濃度0.4%)スプレーボトルに入れて出来上がり
使用方法
●防カビをしたいフロアベッドなどの家具にスプレーして乾いた布などでドライコーティング
※使用前に目立たない部分で変色やシミにならないか、試すこと
※原液ではアレルギーなどを起こす可能性もあるので取り扱いは必ずゴム、ナイロンの手袋を着用し、部屋をしっかり換気すること。
フロアベッドの底に除湿シートを
フロアベッドは床から低く設置するので足がなく底の全面が床に接触しているデザインが多いので底に空気が滞留して多湿になりがちです。
除湿シートを敷いてその上にフロアベッドを設置せることで湿気がこもるのを防ぎカビの予防ができます。
参考記事:フロアベッドの湿気対策!簡単すぎる6つの方法とは?
カビに強いフロアベッドを紹介
フロアベッドの中でも比較的に通気性が良い、底がすのこ仕様の商品を厳選して3つ紹介していきます。
【Shelly】シェリー
⇒フロアベッド【Shelly】シェリーはこちら
底が杉のすのこ仕様になったカビに強いフロアベッド。
すのこの裏には、しっかりとしたプラスチックの脚が付いています。
フェルト付きでフローリングの床の傷付き防止も万全です。
【Naizas】ナイザス
通気性がよく湿度を心地よく調整してくれカビに強いフロアベッド。
フレームは艶のあるウレタン塗装仕上げで拭き掃除など、お手入れの手間も少なくて済みます。
【Diner】ダイナー
底の床板は通気性を考えた杉のすのこ仕様でカビに強いフロアベッド。
すのこ裏にはフェルト付きのプラスチック脚を取り付けできます。
フレームは少し艶のある表情が高級感を醸し出し、傷や汚れに強いウレタン塗装仕上げ。
まとめ
フロアベッドのカビ対策を紹介しましたが、いかかでしたでしょうか。
予防には発育に必要な栄養、水分、酸素、を与えないようにすることが重要です。
今回のフロアベッドのカビ対策は生えてしまう前の予防を中心に紹介しました。
カビは、一度生えると非常に厄介で一筋縄ではいかない場合あります。
発生をおさえるには、栄養と水分を与えないのがベストと言えるでしょう。
フロアベッドに、カビが生えてしまったときにどうするかではなく、日頃から発生しないようにする心がけをしましょう。