「すのこベッドはカビの心配がないから手入れしなくても大丈夫!」なんて思っていませんか?
通気性が良いと言われている床板がすのこになっているベッド。実は、全くカビが生えないと言う訳ではありません。
あくまで床板が隙間のない板タイプと比べて通気性が良いというだけのことなのです。
すのこベッドでもお手入れをまったくしていないとカビは発生してしまいます。
そこで、このページではすのこベッドの簡単で効果抜群なカビ対策を紹介していきます。
参考記事:すのこベッドのメリットとデメリット!知っておくべき3つのポイントとは?
目次
部屋の環境を整える
すのこベッドにカビを発生させない為の方法としてまずは、部屋の環境を整えましょう。
窓を開けて部屋の換気
温度と湿度を正しく管理する
この2点をポイントに考えてみましょう。
窓を開けて部屋の換気
すのこベッドのカビの発生を防ぐ方法として、部屋の湿度を下げる事が大事です。
部屋の窓を開けて室内の空気を入れ替えたり、換気をこまめに行うようにしましょう。
カビは、相対温度が65%以下だと発育が困難になります。
毎朝、窓を開けて空気の入れ替えをして部屋の湿度を下げるのは、すのこベッドのカビ対策にとって基本中の基本かつ、最も簡単で効果的な方法です。
温度と湿度を正しく管理する
すのこベッドに、カビが生えるのを防ぐために湿度計を用意して、室内の温度と湿度を正しく管理することが重要です。
大気が乾燥する冬は、暖房器具で室内を暖めると、あちこちで結露現象が起こり湿度を高めしまう場合もあります。
また、石油ストーブやガスストーブは室内を暖めるだけでなく、蒸気を多く発散するので、加湿の要因になってしまいます。
このような時は、外が乾燥していてるからと言って加湿器を使えば、室内の湿度を上昇させカビを喜ばせてしまうのです。
蒸し暑くムンムンするような時は、冬でも加湿器を止めて、除湿機を作動させた方が、すのこベッドのカビを防止するためには有効なのです。
すのこベッド自体にカビ対策
部屋の環境が整っていれば、次にすのこベッド自体にカビを発生させない為のお手入れをしましょう。
温度を利用してカビを防ぐ
エタノールを使って予防
除湿シートを使う
この3点をポイントに考えてみましょう。
温度を利用してカビを防ぐ
すのこベッドのカビを防ぐ為に、すのこ部分を直射日光に当てて天日干ししましょう。
カビは温度に敏感なので、太陽の熱と紫外線による殺菌効果が期待できます。
温度による防カビは、すのこベッドにも優れた対策と言えるでしょう。
エタノールを使って予防
すのこベッドのカビ予防をするために、エタノールを使ってみましょう。
薬局で売られているのは、消毒用エタノールと無水エタノールの2種類がありますが、すのこベッドのカビ予防には消毒用を使いましょう。
水などで薄めず、そのままスプレーボトルに入れて使います。
すのこベッドにひと吹きし、乾いた雑巾などで軽く拭き取っておくと、カビ対策になります。
※ただし火気にはご用心
除湿シートを使う
すのこベッドのカビを防止する対策として除湿シートを使うのも非常に有効です。
除湿シートにはカビの防止だけでなく防ダニや抗菌防臭など多機能を謳う商品も非常に沢山あります。
より一層快適に眠りたいという人には是非ともおすすめしたいアイテムです。
すのこベッドのカビ除去方法
もうすでに、すのこベッドにカビが発生してしまっているという方に、生えてしまった場合の除去方法を紹介いていきます。
カビの除去はとにかく早く、手遅れになる前に初期段階で行いましょう。
漂白剤ですのこベッドのカビ退治
日光で乾燥と殺菌
木製なら紙やすりで削る
この3点をポイントに考えてみましょう。
漂白剤ですのこベッドのカビ退治
黒くポツポツと生えてしまったカビには、まず、漂白剤の濃度を高めて生えた部分に染みこませます。
その後、アルコールで綺麗に拭き取る様にしましょう。これで表面のカビは退治できるでしょう。
日光で乾燥と殺菌
さらに、もう少し内部に繁殖したカビに対しては、天日干しで乾燥と日光の紫外線による殺菌をしましょう。
乾燥と日光の熱と紫外線で、すのこベッドの内部のカビも退治するのです。
木製なら紙やすりで削る
最後に、木製のすのこベッドのカビの黒いポツポツを、目の細かい紙やすり(サンドペーパー)でこすって対処しましょう。
表面を削ることで、薄くなり見た目もよくなるでしょう。
すのこベッドのおすすめ3選を紹介
カビが発生しにくい、通気性の良さを考慮されて作られたすのこベッドのおすすめ商品を厳選して3つ紹介していきます。
Lasse ラッセ
こだわりの国産品質。シンプルで機能的なデザインのステーションタイプ。
すのこの素材は桐を使用。天然の木材はそれ自体が吸放湿にも優れているのでカビにも比較的に強いと言えるでしょう。
また、すのこは折りたたんで立てかけられるので手軽に布団が干せます。
布団をかけておくだけで、風の通り道がたくさん出来るので梅雨や蒸し暑い夏も、湿気を逃がしてくれます。
Kirimuku キリムク
桐は湿度が高くなると、膨張して湿気の侵入を防ぎ、乾燥すると収縮して通気性を良くします。
また、熱伝導率が低く睡眠時の熱が伝わりづらい為、冬は冷たくならず、夏は熱くなりません。
そんな桐を、フレームとすのこ全てに使用しているので、湿気に強くカビが生えにくいベッドと言えるでしょう。
サイズはセミシングル・シングル・ダブルの3種類から選べ、また、それらをの中から2種類を組み合わせて最大280cmまで可能。
家族4人でも、ゆったり快適に寝る事ができるすのこベッドです。
国産 宮付き ひのき すのこベッド
島根県産と高知四万十産のひのき(一部合板)を使用した日本製のすのこベッド。
「ひのきの香り」はリラックス効果を高め安眠へと誘導してくれます。さらに防虫・殺菌・防ダニ効果があります。
床板にもひのきを使用、通気性が良く湿気を外に逃がしカビにも強い。
まとめ
すのこベッドのカビ対策、8つのポイントを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
すのこベッドは、底が一枚の板になったタイプよりも通気性が良い、とはいえ絶対にカビが発生しない訳ではありません。
こまめに湿度の管理や、エタノールなどで拭き掃除を行い、生える前に予防しましょう。
今回カビの除去方法も紹介しましたが、生えてから「どうしよう!?」ではなく生えないように対策するのが基本です。